注意事項:
SD/HDの抽出機能ですが、最近の録画ソフトにある「指定サービスのみ」保存では機能しません。
これは、1つの局に複数のサービスがある場合にすべてが同じ映像を表示しているか、別々の映像を表示しているかを見てSD/HDの判断しているため指定サービスのみの場合は正しく判定できません。
このような場合、PMTによる分割を使用することでSD,HDの切り換え点で分離できます。(切り換え時にはPMTが変更される)
また、「指定サービスのみ」保存時にPATを書き換えていない場合にTsSplitetrが正しく動作しない場合がありますが、このような場合は「CS放送の分割を行なう」"-CS"パラメータをつけて実行してみて下さい。

PATや、PMTについて





















放送局1
PATは放送局内にいくつのサービス(チャンネル)が含まれるかを表す

サービス1 サービス2 サービス3 ワンセグ
PAT(サービス1=PMT1、サービス2=PMT2、サービス3=PMT3 、ワンセグ=PMT4)

HD放送 (110,111,112,113) ワンセグ放送 (140,141)











PMTはサービスで使用する映像、音声、字幕、データ放送などの識別子(PID)を表す。



PMTが変わる
HD放送時はPMT1〜PMT3が使用する映像、音声などはすべて 同じ識別子を示し実際のデータも一つ分しか存在しない。

SD放送1 (110,111,112,113,200,201) SD放送2 (120,121) SD放送3 (130,131,133,230,231,232)



PMT1(映像=110、音声=111、音声=112、字幕=113)


PMT2(映像=110、音声=111、音声=112、字幕=113)
PMTが変わる
PMT3(映像=110、音声=111、音声=112、字幕=113)

HD放送 (110,111,112,113)
PMT4(映像=140、音声=141)


SD放送時はPMT1〜PMT3は別々の映像、音声を使用し、 tsデータ内に混ざって存在する。





PMT1(映像=110、音声=111、音声=112、字幕=113、データ=200、データ=201)


PMT2(映像=120、音声=121)






PMT3(映像=130、音声=131、字幕=133、データ=230、データ=231、データ=232)






PMT4(映像=140、音声=141)






※モノラル2ヶ国語だと音声は1つのみだが、ステレオ(5.1ch)2ヶ国語 だと複数ある場合がある。













※字幕、データは番組毎にあったりなかったりする。






※CS放送だと「放送局1」の部分が「ND2」〜「ND24」の分類になり、サービスは それぞれが1つの番組として使用されます。