Windows7SDK/DXSDK_Aug09でコンパイル

Server2008SDKにしようと思ったら、SP1とコンフリクトするからWindows7SDKにしたほうが良いと書いてあった。
ということで、Windows7SDKへの以降手順をまとめてみた。

準備：
Windows7SDKの
Samples\multimedia\directshow\baseclasses
はVC8プロジェクト完備なので、Release版をサクッとビルド

libfaad2.7もVC8プロジェクト完備なのでそのままRelease版をビルド
ライブラリパスを通すか、TVTest_0.5.55_Src\Release\LibFaad.libにコピーする

TVTest_0.5.55_Src\ICC\ICC.slnは壊れているようなので、ICC.slnを捨てて、
ICC.sln_oldをICC.slnにリネームしてRelease版をビルド

パス設定：

TVTest プロジェクトプロパティ
TVH264 プロジェクトプロパティ
C/C++　インクルードパス
$(WindowsSdkDir)Samples\multimedia\directshow\baseclasses

TVTest プロジェクトプロパティ
TVH264 プロジェクトプロパティ
リンカ　ライブラリパス
$(WindowsSdkDir)Samples\multimedia\directshow\baseclasses\Release

TVH264 プロジェクトプロパティ
リンカ　ライブラリパス（Multi2Decoder.libへ）
$(SolutionDir)$(ConfigurationName)\

を追加

コンパイル：

videorenderer.cpp	d3d.hは見つからないと怒られるので
	#include <ddraw.h>
	#define D3D_OVERLOADS
	//#include <d3d.h> <-コメントアウト

TVTeast.cpp
Command.cpp
CaptureOptions.cpp
で大量にコンパイルエラーが出る。右クリックで定義に移動するとShlwapi.hが開く
対策
stdafx.h に
	#include <stdio.h>
	#include <windows.h>
	#include <windowsx.h>
	#include <tchar.h>
	#include <commctrl.h>
	#include <Shlwapi.h>  <-追加

MediaViewer.cpp　リンクエラーが出るので、IMPEG2PIDMapに__uuidofマクロを使うように変更
	// 映像出力ピンのIMPEG2PIDMapインタフェースのクエリー
	//hr=pOutputVideo->QueryInterface(IID_IMPEG2PIDMap,(void**)&m_pMp2DemuxVideoMap);
	hr=pOutputVideo->QueryInterface(__uuidof(IMPEG2PIDMap),(void**)&m_pMp2DemuxVideoMap);
	if (hr != S_OK)
		throw CBonException(hr,TEXT("映像出力ピンのIMPEG2PIDMapを取得できません。"));
	// 音声出力ピンのIMPEG2PIDMapインタフェースのクエリ
	//hr=pOutputAudio->QueryInterface(IID_IMPEG2PIDMap,(void**)&m_pMp2DemuxAudioMap);
	hr=pOutputAudio->QueryInterface(__uuidof(IMPEG2PIDMap),(void**)&m_pMp2DemuxAudioMap);

リソース：
ThumbBar.bmpが欠けているのでアプリケーションリソースからResourceフォルダへコピー（ResHacker.exe使用）

以上でコンパイルが通る（ハズ）。
実行ファイルサイズが少し小さくなる。不安定さは今のところ感じられない。
DXランタイムとかは新しいものに自動更新しているので、こちらの方が相性は良いのかも。